用語の正式名称、俗称

正式名称:ストーリーポイント

俗称:SP、ポイント

関連用語

ベロシティー

用語の意味

アジャイル開発においては、実現したいユーザーストーリーやタスクの複雑さや労力の大きさ、リスクを踏まえた相対的な数値を意味する。

用語の汎用例

「次やるタスクにストーリーポイント(SP)を振りましょう!」

「タスクAを2SPとした時、タスクBは、Aよりも要件が少しだけ複雑なので3SPぐらいかなと思ったのですが、みなさんいかがでしょう?」

よくある勘違い / やってはいけないこと

ストーリーポイントを決める際は、「時間」という尺度は存在してはなりません。

時間は、測定者の年齢やタスクの理解度・経験などによって異なる見積もりが算出されるおそれがあります。ですので、「時間がかかる」「時間がかからない」といった考えをストーリーポイントに組み込んではいけません。

活用例

ストーリーポイントの扱い方としては、1~13までのフィボナッチ数列(1,2,3,5,8,13)を使用することで、不確実性が高いタスクに関してはリスクがあることを表現することができます。

他にも、Tシャツ見積もり(S ,M ,L,XL)をストーリーポイントとして扱うなどもあります。 作業すべきことを比較して、相対的に行うことができればポイントの指標に基準はありません。

「主観」や「時間」など属人性のある指標ではなく、タスクの複雑さ・不確実性・リスクを考慮した上でストーリーポイントを決定することで、チーム内の個々のメンバーが異なる経験やスキルを持っていても、チーム内で合意形成をとりながら迅速に一貫した見積もりが可能です。