正式名称:ベロシティー
俗称:ベロシティー
そのスプリントで完了したタスクのストーリーポイントの合計値。
「ベロシティーがここ3スプリントで見ると、上がってますね」
「ここ最近の平均ベロシティーが24なので、次回のスプリント計画は、チーム全体で24ストーリーポイント以内に収まるようにしましょう!」
ベロシティは、「稼働日」「チームメンバーの出勤率」「見積もりの甘さ」など外的影響を受けます。そのため、直近のスプリントだけで判断してしまうと、直近よりも進捗が悪いように見えてしまったり、あるいは、スプリントゴールが達成できないなどの同じ失敗を繰り返す可能性が出てきます。
→ベロシティーは、過去複数回のスプリントの平均値を評価することをお勧めします。
→Agile Effectでは、過去10スプリントの平均値が表示されますので、ご活用ください。
ベロシティを向上させること自体は悪いことではありません。
ベロシティー上昇が目的化されてしまうと、ストーリーポイントを多く見積って見せかけの成果を作り始めたり、残業が増えたり、チームメンバーに過度なプレッシャーをかけたりなどチーム間の関係が悪化し、かえって生産性が下がってしまう可能性があります。